@article{oai:kurume.repo.nii.ac.jp:00001792, author = {中野, 桂子 and Nakano, Keiko}, journal = {久留米大学教職課程年報, Annual Report of Kurume University Teacher Training Course}, month = {Mar}, note = {本研究は、発達障害の意味を問い、障害のある子どもの教育の可能性を人間学的考察によって明らかにする試みである。発達という概念は、生理学、病理学、心理学、教育学において、それぞれの観点から理解されている概念である。ここには、大きく分けると没価値的な意味と価値的な意味のものがある。これらが錯綜して、発達障害のある子どもの支援と教育に投げ込まれる。発達障害があるといわれる子どもも、子どもであることに変わりはない。人間学は子どもの現実を見る。この現実の理解から、子どもの可能性を発見しようとする。発達障害ということばは、そういう現実において、たまたま子どもに付着される用語である。したがって、この用語は人間学の観点からいえば決定的な意味をもたない。支援と教育の手がかりとして用いられる以上には、子どもを縛るものではない。だが、現実には発達障害という用語によって、子どもの可能性を縛ることになりやすい。このことを人間学は看過することはない。}, pages = {2--11}, title = {発達障害の子どもの病理・心理・人間学的考察}, volume = {7}, year = {2023}, yomi = {ナカノ, ケイコ} }