@article{oai:kurume.repo.nii.ac.jp:00001782, author = {江藤, 智佐子 and Eto, Chisako and 吉本, 圭一 and Yoshimoto, Keiichi}, journal = {久留米大学文学部紀要. 情報社会学科編, Bulletin of Faculty of Literature, Kurume University. Information Sociology}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は,看護職養成にかかる学修成果と職業コンピテンシーの縦横のチューニングを通して,「日本版NQF」のモデルの推敲を行うとともに,医療・福祉分野における多職種連携の基盤としての看護職の学修成果/職業コンピテンシー固有の積み上げモデルを検討・提示していくことである.メンバーシップ型労働市場が支配的なわが国において,看護職は固有のジョブ型労働市場が形成され,その職業コンピテンシーの可視化にむけて,多様な資格制度とともに職業コンピテンシーについて段階性を設定するさまざまのラダーが既に導入されていながらも,看護師と准看護師という2つの資格制度,養成経路の複雑化による接続の困難さ,移行におけるギャップを有するという日本固有の課題も抱えている.日本の看護職養成には,3種類の養成課程と8種類の教育プログラムという多岐にわたる養成ルートが存在し,多様な関係者がそれぞれの立場から学修成果や職業コンピテンシーを提示していることから,相互の合意形成が難しく,准看護師から看護師への接続関係においても,重複なく,柔軟なキャリア選択な教育・訓練制度が整備されているのかどうか判断できない.「日本版NQF」のレベルとタキソノミーを用いて多様な学修成果と多段階の職業コンピテンシーを縦横にチューニングすることで,類似する能力の積み上げにそったタキソノミーの識別を行った結果,教育サイドの学修成果では「知識(K)」,「技能(S)」が,労働サイドの職業コンピテンシーでは「知識(K)」と「技能(S)」の積み上げがみられ,またマネジメント能力は「応用(AKSA)」として積みあがるという積み上げモデルが確認された.そして,これらのレベルとタキソノミーを組み合わせた縦横チューニングの結果を踏まえ,レベル3(高卒)からレベル7(修士)までの学修成果/職業コンピテンシーと学位・資格レベルとのマトリクスを,看護分野の「日本版のNQF」モデルとして構築した.}, pages = {13--36}, title = {看護職養成課程における学修成果と職業コンピテンシー : 「日本版NQF」マトリクスの構築に向けて}, volume = {18}, year = {2023}, yomi = {エトウ, チサコ and ヨシモト, ケイイチ} }